これは Livesense Advent Calendar 2022 DAY 5 の記事です。
こんにちは、かたいなかです。
7月にリブセンスに復帰してからもうすぐ半年になります。出戻りにも関わらず暖かく迎えていただき、この半年間楽しく仕事をすることができました。
この半年どのような仕事をしたかを記事にすることでアドベントカレンダーの5日目の記事とさせていただきます。
TL;DR
- SRE&採用広報を頑張った
- 裁量をもってのびのび働け、他の人から刺激を受けられる良い職場
なぜ戻ってきたのか
前回リブセンスを退職したのは、2021年6月のことでした。
転職してからの仕事を行う中で、裁量を持ってのびのび働ける環境でまた働きたいという気持ちが高まり、リブセンスに戻ることにしました。
後述するように、それは正解だったように思います。
この半年やった主な仕事
この半年は、インフラグループでのSREとしての職務をメインにしながら、採用広報チームでのブログやイベントの運営も行っていました。
インフラグループのSREとして
インフラグループのSREとしてはマッハバイトや転職会議を主に担当していました。
転職会議のArgo CD移行
転職会議では主にCI/CD基盤のArgo CDへの移行を行っていました。入社直後に発覚したWeave Cloudのサービス終了期限が迫る中、無事にArgo CDへの移行を終えることができました。
プレビュー環境検討とAWS Dev Day 2022 Japan 登壇
転職会議での将来のアーキテクチャを検討する機会がありました。その結果は、プレビュー環境に関する記事や、AWS Dev Day 2022 Japanでの登壇にもつなげることができました。
マッハバイトのクラウド移行(進行中)
マッハバイトではオンプレサーバのAWS移行プロジェクトに関わっていました。
Mroongaを使用しているオンプレMariaDBのAurora MySQLへの移行手順の検討・調査を行っていました。DMSを使った移行手順の検証やアプリケーション側での変更が必要な箇所の洗い出しなど、この半年ほどかけてじっくり取り組んできました。結果的にAWS 移行の目処がたち、DB移行作業に関する懸念によってブロックされていた他のクラウド移行作業を進められる状態になりました。
オンプレでの稼働に特化して改善されてきたアプリケーションを、クラウドに対応した形に直していく経験は、「システムのベストな形は前提が代わると全く異なったものになる」ことを実感する良い機会になりました。
採用広報チームとして
採用広報チームのメンバーとしては、エンジニアブログ等の外部発信を活性化させるための活動を行いました。採用広報チームの活動の詳細については、12/25に公開予定の記事もご覧ください。
社内LT大会の企画
採用広報チームでの最初の活動として社内LT大会を企画しました。開催にあたっては、エンジニアブログの記事のネタの発掘や外部登壇の練習の機会になればという思いがありました。
結果的に、運営側の予想を大きく上回るクオリティのLTが大量に集まりました。こういった機会を踏み台に自信を持っていただき、どんどん次の活動につなげていってもらえればという思いです。
テクニカルライティング勉強会の企画
外部講師の方を招きテクニカルライティング勉強会を開催しました。「良い文章とはどのような文章か」の認識をある程度揃え、アドベントカレンダーにむけての雰囲気を醸成するという目的がありました。
エンジニア以外の方も含む多くの人数の方に参加いただき、質疑応答タイムでも活発に質問が飛び交うなど、大盛況になりました。
アドベントカレンダー運営
そして、現在開催されている2022年のアドベントカレンダーの運営です。
社内の雰囲気など
社内の雰囲気で良かったと感じるのは以下のようなところです。
- 優秀な同僚から刺激を受けられる
- 裁量労働を活用できる
- 高速で技術的負債が返済されている
優秀な同僚から刺激を受けられる
優秀な同僚が多く所属しており、刺激を受けられる環境なのを感じました。広く使われているOSSのコミッターや技術雑誌への寄稿経験者など様々な分野でツワモノが揃っています。
そのような同僚と議論することで一人では思いつけなかったような、スマートな解決策が見つかることがあります。優秀な同僚と建設的な議論を積み重ねる経験により、エンジニアとしての実力を高めていけるのが魅力だと感じています。
裁量労働を活用できる
裁量労働制をみなさんがうまく活用しており、メリハリのある働き方をしています。お子さんの送り迎えのために中抜けする、ワールドカップ期間に寝不足になるため進捗に貯金を作っておくなどです。個人的にも、早めに仕事を終わって釣りばかりしている時期もあり、大きめのタスクを終わらせることに集中して時期もあり、メリハリをつけて働けています。
また、業務内容に関しても裁量が大きく感じており、LT大会やテクニカルライティング勉強会の運営のような、メインの業務とは別のところでの新しい活動についても積極的に応援してもらえる雰囲気がありました。こういった業務内容に関しての裁量の大きさは、負債返済等の業務にポジティブな精神状態で取り組んでいくのにとても重要だと感じています。
高速で技術的負債が返済されている
以前退職したときに負債が多いイメージがあった部署も、1年経って戻ってくると、大きく技術的負債返済が進んでいたりしました。全体的な技術的負債返済や新しい技術・アーキテクチャの採用への温度感が高いのを感じます。技術的投資にかかる時間も業務時間の10%が取れることがルール化されています。この「技術投資10%ルール」によって生み出された成果のいくつかはこのアドベントカレンダーでも記事化される予定です。
半年の感想
リブセンスに戻っての半年の感想ですが、結論として戻ってきてよかったなと感じています。
周りの方のサポートもあり、のびのびと楽しく働くことができました。また、技術的な面で刺激を受けることも多く、自己研鑽のモチベーションが高まっています。
結果的に、外部発信も多く行えた半年となりました。このペースを維持して働いていければと思っています。