2019/10/23 (水)に開催されたFastly Yamagoya Meetup 2019に行ってきた。
Twitter等で共有されてた登壇スライド
Measuring the performance. Let’s own your analytics tool.
Leveraging Cloud Portability with Fastly
CDNフル活用でつくる、高速Webアプリ / Using CDN To Improve Web Performance
レガシーなサイトにFastlyを入れて改善した道のり
なぜCDNを移行をしようと思ったか/ DAC 's CDN Migration Case Study
感想
「CDNはCloudFrontでいいだろ」みたいな思考停止をしていた自分(Fastly歴1日)にはとても刺激が強いイベントだった。
午前中はFiddleを使用したVCLのワークショップ。CloudFrontの設定変更の遅さに慣れていた自分にとっては設定変更して30秒弱待つだけで動作確認できるのはかなり驚きが強かった。(Lambda@Edgeの設定変更遅い)
VCLでちょっとしたコードを書くだけで地域判定してコンテンツを出し分けたり、IPベースでブロックしてみたりと非常に便利な印象だった
午後はトークセッションだったが「Fastly導入してみた」でとどまるような発表はなくそれぞれの内容がとても濃かった。
CDNでのヒット率を上げるためのキャッシュ戦略の話や、キャッシュのパージを自動化 or 非エンジニアが行える仕組み等の実際にどうやって運用しているかの話も面白かった。
発表を聞く中でFastlyの機能がかなりかゆいところに手が届いているように感じた。紹介されてた中で自分的に良いなと思ったのは以下のような機能。(一部ワークショップで聞いた機能あり)
- 高速パージ
- サロゲートキーを使ってコンテンツ単位でパージ
- Terraformでの管理(terraform-provider-fastly)
- 変更時にDraft版の変更だけにとどめて、本番でのactivateは手動でできたりする(activate=false)
- VCLでの柔軟な処理が簡単に組める
- クエリストリングの正規化によるキャッシュ率向上・HTTPヘッダの整理
- IPからリージョン/国を判定してそれをもとにコンテンツ出し分け
- ログ出力の柔軟さ
- リアルタイムなメトリクス取得
- Datadogとの連携も可能
実際に触ってみるともっと良さが見えてきそう。
個人的な話としても次の職場ではFastlyが導入されていると聞いてるので、高まったモチベーションで勉強進めたい。